2021/03/24
菊寿堂さんに聞いてみた香木吟味のお話
ツイート今回は、淡路島にあるお線香メーカーさんで、弊社も販売させていただく事になった
「香木吟味」を製造されている 株式会社 菊寿堂 の藤原社長にお話を伺いました。
インタビュー
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株式会社 菊寿堂 代表取締役社長 藤原 裕次郎さん |
いつき
「香木吟味とはどのようなお線香ですか?」
藤原社長
「この香木吟味を聞くことで、沈香や白檀と呼ばれる香木の香りを知ってもらえると思います。
甘味のあるシャム沈香、辛味のあるタニ沈香、甘味も辛味も感じられるカリマンタン産のタニ沈香
の3種類と、白檀の2大産地であるインドとインドネシアの香りの計5種類です。」
いつき
「香木は焚きたくても値段が高いイメージで、なかなか香りを知りたくても知れないですよね。」
藤原社長
「そうですね~。かなり希少になっていますから、香木を手に入れるのも苦労します。」
いつき
「なぜ香木吟味というお線香を作ろうと思われたのですか?」
藤原社長
「私自身が、カリマンタン産の沈香の香りが好きで、上質なカリマンタン産の沈香をストックしていたんです。
そのカリマンタン産の沈香だけでほとんどの割合を占めるぐらいのお線香を作った時に、
周りからの評判がすごく良かったんです。
それが始まりで、他の4種類も同じ考えで作りはじめました。」
いつき
「ほとんどの割合が沈香って、凄いお線香ですよね。確かに焚いてみると、沈香の刻みを焚いた時のように
沈香の香りがそのまま出ている気がします!」
藤原社長
「沈香以外は、ノリ材のタブしか入っていませんからね。沈香だけを焚くのとほとんど変わらないでしょう。
原料屋である長川仁三郎商店さんに作ったカリマンタンのお線香を持って行って、社長と話しながら応接室で
焚いていたら、別の階にいた会長が、ええ香りがしていると応接室に吸い寄せられるようにやってきたんですよ。
その時も良い沈香を焚いてるのかと思ったと言うてくれましたね~。」
いつき
「この香りなら吸い寄せられてくるのも分かります。
沈香でシャムの中だけでも様々な種類がありますが、どのように沈香を選ばれたのですか?」
藤原社長
「古くに仕入れた良質の沈香があり、その中から厳選しました。
沈香の種類も様々ありますが、今回選んだ沈香は1商品に対して1種類の沈香を選んでいます。
沈香のブレンド等を一切しておらず、沈香一手のみで作っています。
産地での沈香の特徴がかなり出ていると思います。」
いつき
「やはり昔の沈香は良いのですね。他にこだわりなどあれば教えて下さい。」
藤原社長
「良質な香木を使っているので、パッケージも高級なものにしています。
また、良質な原料を使うことが大事なので、香原料で間違いのない長川仁三郎商店さんの
原料を使っています。」
いつき
「パッケージも高級感がありますよね。原料にもこだわりがあって素晴らしいです。
香木吟味を販売して反響はありましたか?」
藤原社長
「問い合わせが多く、沈香の香りを知らない方からも問い合わせがありました。高級品なので
量が出ているわけではないのですが、香りがお好きな方に評価していただくのは嬉しいですね。また色々な反響から
5種類の香り全てが楽しめるアソートタイプも1,000円で販売することになりました。」
いつき
「そうなんですね、沈香や白檀の香りを知らない方にこそ聞いてみてほしい商品
だと思います。
沈香、白檀と香木を焚かずとも、このお線香を焚くだけで香木の香りを聞くことができる
素晴らしい商品ですね。
多くの方々にこの香りを知ってほしいと思いました。
お話を聞かせて頂き有難うございました。」
◆香木吟味◆
香木吟味はお線香でありながら、使用している香木の香りがストレートに感じられます。
沈香や白檀がお好きな方には最適なお線香です。
原料の半分以上に香木を使用しているため、他では中々ないとても贅沢に作られた商品で、
まるで香木をそのまま焚いているかの様に香ります。
お線香1本で香木の香りを気軽に楽しんで頂けます。
この香木吟味シリーズは全部で5種類。
沈香と白檀、それぞれ産地別に厳選された香木を使用して作られており、
産地の特徴が大変よく表現されています。
仏前や部屋焚きだけでなく、おもてなしの香りとしても十分満足していただける逸品です。
沈香 越南
ベトナムで産出される上質な沈香をふんだんに配合しています。
香りは甘味が強く感じられ、苦み、辛みともよく調和された落ち着きのあるお線香です。
沈香 印度尼西亜
インドネシアで産出された上質な沈香をふんだんに配合しています。
香りは濃厚で、タニ沈香独特の辛みの強さを感じられます。
沈香 加里萬丹
カリマンタン島で産出されるタニ沈香をふんだんに配合しています。
香りは辛みと産地独特の甘味と苦みを感じられます。
白檀 印度
白檀の中でも、インド南部のカルナタカ州、マイソール地方で産出されるものを老山白檀と呼び珍重されています。
その白檀をふんだんに配合しています。
香りは甘さの中に少しほろ苦さを感じられます。
白檀 印度尼西亜
インドネシアで産出される白檀をふんだんに配合しています。
香りは少し優しく、甘味と苦みを感じられます。
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